大晦日の風物詩として長年親しまれてきた年越しライブ「ジャニーズカウントダウン」。2026年を迎えた現在でも、歴代公演の中でひときわ熱狂的な盛り上がりを見せた「国民投票企画」の記憶は、多くのファンの間で色あせることなく語り継がれています。特に大きな注目を集めたのが、グループの垣根を越えた夢のコラボレーションを実現させた「初夢ユニット」のファン投票でした。
ネット上では「2022年のカウコンで投票企画はあったのか」「王子様や元気、セクシー部門に輝いた歴代メンバーは誰だったのか」といった疑問や振り返りの声が今なお絶えません。東京ドームを熱狂の渦に巻き込んだスペシャルユニットの結成経緯や各部門の順位、そして出演アーティストや楽曲セトリ、放送・配信の実態に至るまで、公式の記録と事実関係を基にその全貌を分かりやすく紐解きます。
【初夢ユニット国民投票】企画の真相と2021-2022・2022-2023の相違点

「ジャニーズカウントダウン 2022 投票」というキーワードで検索する際、多くのファンが思い浮かべているのは、前代未聞の視聴者参加型企画として大反響を呼んだ「初夢ユニット国民投票」です。この大型投票企画は、2021年12月31日から2022年1月1日にかけて開催された『ジャニーズカウントダウン 2021-2022』において実施されました。
公式発表資料によると、この試みはフジテレビ系列の番組放送に先駆け、公式サイト上で「王子様」「元気」「セクシー」の3つのテーマにふさわしいメンバーをファン自身が1名ずつ投票するという形式で敢行されました。総勢数十名に及ぶデビュー組の中から誰が選ばれるのか、SNS上では連日熱い支持を呼びかける投稿が飛び交い、一大ムーブメントへと発展しました。
一方で、その翌年にあたる『ジャニーズカウントダウン 2022-2023』では、次世代グループのコラボレーションやグループごとのヒット曲メドレーが中心となり、同規模の事前一般投票企画は行われませんでした。そのため、ファンの間で記憶される「カウコンの国民投票」といえば、実質的に2022年の幕開けを華々しく飾った2021-2022公演の初夢ユニットを指しています。
【部門別ランキング結果】王子様・元気・セクシー各5の顔ぶれ
国民投票の結果発表は、東京ドームからの生中継本番中に行われました。各部門で第1位から第5位までに選ばれた合計15名のメンバーは、その場限りの特別選抜ユニットとしてステージに登場し、それぞれの個性にマッチした名曲をパフォーマンスしました。
以下は、公式発表に基づき各部門のトップ5にランクインしたメンバーおよび披露された楽曲の一覧です。
| 部門名 | 順位 | 選出メンバー(所属グループ) | 披露楽曲・パフォーマンス概要 |
|---|---|---|---|
| ジャニーズ王子様5 | 第1位 | 道枝駿佑(なにわ男子) | 披露曲:『ダイスキデス』(Kis-My-Ft2) 白を基調とした煌びやかな衣装で登場し、まさに王道アイドルの気品を体現。 |
| 第2位 | 山田涼介(Hey! Say! JUMP) | ||
| 第3位 | 平野紫耀(King & Prince) | ||
| 第4位 | 京本大我(SixTONES) | ||
| 第5位 | 堂本光一(KinKi Kids) | ||
| ジャニーズ元気5 | 第1位 | 大橋和也(なにわ男子) | 披露曲:『前向きスクリーム!』(関ジャニ∞) 弾ける笑顔と全力のダンスで、東京ドーム全体をポジティブな熱気で包み込んだ。 |
| 第2位 | 佐久間大介(Snow Man) | ||
| 第3位 | 森本慎太郎(SixTONES) | ||
| 第4位 | 重岡大毅(ジャニーズWEST) | ||
| 第5位 | 岸優太(King & Prince) | ||
| ジャニーズセクシー5 | 第1位 | 目黒蓮(Snow Man) | 披露曲:『One Love』(嵐) 大人の色香と優美さを漂わせるパフォーマンスで、中継先の茶の間を釘付けにした。 |
| 第2位 | 中島健人(Sexy Zone) | ||
| 第3位 | 松村北斗(SixTONES) | ||
| 第4位 | 藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2) | ||
| 第5位 | 亀梨和也(KAT-TUN) |
結果を振り返ると、CDデビュー直後で勢いに乗っていたなにわ男子から道枝駿佑と大橋和也の2名がそれぞれ1位に輝いたほか、Snow Manの目黒蓮がセクシー部門で頂点を極めるなど、新世代の台頭が強く印象づけられました。同時に、堂本光一や亀梨和也といった歴代の看板を背負ってきたトップスターもしっかりと上位にランクインし、世代を超えた層の厚さを証明する形となりました。
【出演アーティストとセトリ】東京ドームを揺らした名場面
この公演を象徴するもう一つの魅力が、総勢10組以上におよぶ出演アーティストたちによる豪華絢爛なセットリスト(セトリ)です。KinKi Kids、NEWS、関ジャニ∞(現・SUPER EIGHT)、KAT-TUN、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone(現・timelesz)、A.B.C-Z、ジャニーズWEST(現・WEST.)、King & Prince、SixTONES、Snow Man、なにわ男子、そしてジャニーズJr.(現・ジュニア)が顔を揃えました。
番組構成は、各グループの代表曲を立て続けに披露する「グループチェンジメドレー」や「周年記念メドレー」を軸に展開。他グループの持ち歌を歌い継ぐ演出はカウコンの真骨頂であり、東京ドームの5万5000人の観客のみならず、テレビの前の視聴者をも大いに沸かせました。前述の初夢ユニットによる3曲のリレーは、まさにそのクライマックスとして番組全体のハイライトを飾りました。
【放送と配信の実態】見逃し配信や再放送が存在しない理由
年越し特番の定番としてフジテレビ系列で長年にわたり全国生中継されてきたカウコンですが、「放送を見逃してしまった」「後から高画質で視聴したい」という需要は常に高く存在します。しかしながら、結論として公式な見逃し配信(TVerやFODなど)やBS・CSを含めた地上波再放送は一切行われていません。
これには音楽番組特有の複雑な権利関係が深く関わっています。多数の所属レーベルにまたがる楽曲の著作権、複数のアーティストが入り乱れる肖像権のクリアランス、そして「年越しの瞬間をリアルタイムで共有する」という生放送イベントならではの番組設計が理由として挙げられます。そのため、公式の映像記録としては放送当時のリアルタイム視聴および各自の録画データのみが唯一の鑑賞手段となっています。
【エンタメ業界分析】国民投票がもたらした熱量とファンダムの構造
カウコンにおける国民投票企画は、単なる一過性のバラエティコーナーにとどまらず、アイドルカルチャーにおける「参加型エンターテインメント」の成功モデルとして極めて大きな意義を持っていました。
従来のカウントダウンコンサートは、事務所側が用意したコラボレーションを受動的に楽しむ形式が主流でした。しかし、ファンによる事前の直接投票を導入したことで、「自担(推し)に特別なステージを用意したい」というファンダムの熱量が可視化され、SNS上のオーガニックな拡散が爆発的に加速しました。新鋭グループのファンとベテラン勢のファンが同じ土俵で熱狂を共有し、結果として世代交代のダイナミズムとレジェンドの風格が共存する奇跡的な一夜が演出されたのです。
【ジャニーズカウントダウン 2022 投票】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:初夢ユニットの投票は誰でも参加できたのですか?
A1:はい。公式ファンクラブ会員限定ではなく、フジテレビの特設サイトを通じて一般の視聴者やファンなら誰でも無料で1人各部門1票ずつ投票することが可能でした。
Q2:2022年末から2023年にかけての公演でも同様の投票はありましたか?
A2:『2022-2023』公演では初夢ユニットのような一般参加型の国民投票企画は実施されず、通常のグループシャッフルやグループチェンジメドレーが展開されました。
Q3:歴代カウコンの初夢ユニット映像を公式にネット配信で見る方法はありますか?
A3:現在に至るまで、TVerや各種定額制動画配信サービス(サブスクリプション)での見逃し配信やアーカイブ配信は一切行われていません。パッケージ化(DVD・Blu-ray化)もされておらず、リアルタイム放送限定の企画でした。
ジャニーズカウントダウン2022(2021-2022)で実施された「初夢ユニット国民投票」は、ファンの熱意とアイドルたちの輝きが見事に結実した伝説的な試みでした。王子様5、元気5、セクシー5のそれぞれに選ばれた15名は、まさに当時のエンタメ界の勢力図とファンの愛情を鮮明に映し出す鏡であったといえます。
事務所体制の再編やイベント形式の変遷を経た現在でも、一夜限りで結成された奇跡のドリームユニットの残したインパクトは色あせることはありません。時代の転換期において、ファンとタレントが一体となって作り上げたあのステージは、日本のポップカルチャー史に刻まれるべき眩しい金字塔として、これからも語り継がれていくはずです。