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大相撲の番付における「序二段」の位置づけとは?全6階級の序列と昇進・降格の仕組み

楢橋 千佳 楢橋 千佳 • 更新: • 公開: • 読了約 7 分
目次

日本国技である大相撲において、本場所の番付表に名を連ねる力士たちがどのような序列で競い合っているのかを知ることは、観戦の深みを増すうえで非常に重要です。大相撲の階級は全部で6つに分かれており、その中にはテレビのニュースや中継で連日盛り上がりを見せる幕内や十両だけでなく、土俵の底を支える育成・下部カテゴリーも存在します。本記事では、大相撲の番付における「序二段」の階級としての位置づけや、全6階級の中での序列、そして白熱する昇進・降格の仕組みについて分かりやすく解説します。

公式百科事典や大相撲の基本データによると、序二段は6つある番付上の階級(幕内・十両・幕下・三段目・序二段・序ノ口)の内、上から5番目の階級に位置づけられています。入門したばかりの力士が最初に踏み入れる序ノ口のすぐ上に位置し、関取を目指す若手力士や、這い上がりをかけるベテラン力士たちが日夜しのぎを削る重要なステージとなっています。ここでは、番付の構造全体を俯瞰しながら、序二段が持つ独自の役割と序列の全貌を紐解いていきます。

大相撲の全6階級における「序二段」の正確な位置づけと序列

序二段

大相撲の番付は厳格なピラミッド構造になっており、力士の実力と直近の成績(勝ち星)によって昇降級が行われます。最上位の「幕内(まくうち)」から「十両(じゅうりょう)」までの上位陣は「関取(せきとり)」と呼ばれ、給与が支給されるなど待遇面で大きな違いがありますが、その下に位置する「幕下(まくした)」「三段目(さんだんめ)」「序二段(じょにだん)」「序ノ口(しょのくち)」の4階級は「育成・下位階級(養成員)」と呼ばれています。

この養成員の中でも、序二段は最下位の序ノ口のすぐ上に位置しています。相撲界に足を踏み入れた新弟子は、通常は前相撲を経てまず序ノ口に番付が載り、そこから勝ち越すことで序二段へと昇進していきます。上位の幕下や三段目に比べると、相撲技術や体格の面で発展途上の力士が多く、将来の幕内・十両を目指すための基礎固めの場として機能しています。

大相撲の番付階級と序列の全体像一覧

読者が一目で大相撲の構造を把握できるよう、上から順に全6階級の序列、待遇、およびそれぞれの特徴を整理しました。

序列 階級名(読み) 上位からの順位 主な特徴・待遇
1 幕内(まくうち) 上から1番目 横綱・大関・関脇・小結・前頭を含む最高峰。給与支給・大銀杏結髪。
2 十両(じゅうりょう) 上から2番目 ここまでが「関取」。給与が支給され、独自の特権や個室が与えられる。
3 幕下(まくした) 上から3番目 養成員の最上位。一番の出世関門であり、ここを抜ければ関取。
4 三段目(さんだんめ) 上から4番目 中堅の若手やベテランが混在する、非常に層の厚い激戦区。
5 序二段(じょにだん) 上から5番目 序ノ口からステップアップした力士が多く所属する育成階級。
6 序ノ口(しょのくち) 上から6番目 相撲界にデビューした新弟子が最初に配属される最下位階級。

序二段から三段目へ!昇進を決めるルールと星取の仕組み

大相撲の昇進および降格は、原則として「1場所7番」の取組における勝ち星と負け越しの数によって機械的かつ厳密に決定されます。序二段の階級に所属する力士たちにとっても、このルールは例外ではありません。

本場所(15日間)の中で、力士は通常7番の相撲を取り、「4勝3敗」以上の勝ち越しを収めることが上の階級へ上がるための絶対条件となります。序二段の場合、4勝3敗や5勝2敗、さらに全勝や6勝1敗といった高い勝ち星を挙げると、次場所の番付編成会議において「三段目」への昇進が認められます。逆に「3勝4敗」やそれ以下の負け越しを喫すると、より下位である序ノ口へと降格するリスクや、序二段のより低い番付へと押し下げられることになります。

下位階級ならではの過酷さと「序二段」の持つ育成の意義

関取(幕内・十両)とは異なり、序二段をはじめとする養成員には毎月の給与(月給)は支給されません。日本相撲協会から支給されるのは「場所手当(奨励金)」などの限られた金額であり、生活の多くは所属する相撲部屋での共同生活や師匠のサポートによって成り立っています。

そのため、序二段の土俵は単なる勝敗の場だけでなく、将来のスター力士が肉体改造や技の習得を行うための「修業の場」としての意味合いが非常に強いです。毎日の稽古を通じて基礎体力をつけ、体重を増やし、番付の上位を目指すための土台を築く大切な期間となっています。何場所も続けて序二段に留まる力士もいれば、一気に連勝を重ねて上のカテゴリーへと駆け上がる新鋭もおり、番付の変動が非常に激しいダイナミックな階級でもあります。

【序二段】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:序二段の力士は1場所に何番の相撲を取りますか?
A1:大相撲の本場所において、幕下以下の力士(序二段を含む)は1場所につき原則として「7番」の取組を行います。2日に1番のペースで土俵に上がります。

Q2:序二段で全勝(7戦全勝)した場合はどうなりますか?
A2:7戦全勝を収めた場合は、序二段の優勝決定戦(同成績者が複数いる場合)が行われるほか、次場所では三段目のかなり上の位置へと一気に大幅昇進することになります。

Q3:序二段から一気に幕下に昇進することは可能ですか?
A3:番付は1階級ずつ上がっていくのが原則ですが、序二段で圧倒的な成績を残し、その後の場所でも連続して勝ち越しを続けることで、数場所で幕下へとステップアップしていくことは十分に可能です。

大相撲の番付における「序二段」は、華やかな幕内の裏側で、力士たちが基礎を固め、将来の関取を目指して泥臭くしのぎを削る極めて重要な階級です。全6階級の中では上から5番目という下位に位置しながらも、勝ち越しと負け越しによる厳格な昇進・降格の仕組みが、毎場所ドラマを生み出す原動力となっています。今後の大相撲観戦においては、テレビ中継の早い時間帯に行われる序二段の取組にもぜひ注目し、未来の横綱・大関たちの奮闘を見守ってみてください。

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デジタルマーケター 楢橋 千佳
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